『花束みたいな恋をした』を観た 【ネタバレあり】

こんにちは、りーぬです。

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菅田将暉さん・有村架純さん主演の映画『花束みたいな恋をした』を観て、勢いで感想を書いたのでこちらでも共有します。

以下、がっつりネタバレをしています!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・U-NEXTで配信が開始されたのでレンタルで見た。3日前から『大豆田とわ子と三人の元夫』を毎日1話ずつ見始めたので、坂元裕二作品を摂取しまくりたい気分になっていたのが大きい。

・どういう経緯で麦(菅田将暉)と絹(有村架純)の2人が付き合って、どういう終わりを迎えるのか全て知った状態で見ていたが、坂元裕二お得意の人間関係のリアルな描写に終始心を動かされっぱなしで全然飽きが来なかった。

押井守がどういうものを作っていて、どのくらいすごい人かというのを知っていて、カフェで何気なく話す彼に気付ける人というのは実際どのくらい存在しているのだろうということを考えてしまった。

・好きなものが一致して壁が一個ずつ壊れて距離が近づいていく感覚、凄くワクワクするんだよな。一冊の本とか、一つの楽曲とか、その範囲が狭ければ狭いほど。今村夏子の『ピクニック』はいつか読んでみようと思った。

・付き合ってすぐの、「白いデニムだけは履いてこないでください」「UNOで残り1枚なのに“UNO”って言わなかったことを指摘しないでください」、坂元裕二すぎ。

・麦と絹が二人暮らしを始めた部屋、めちゃくちゃ私の理想の住まいだった........ああやって大きい本棚を置いてお互いの好きな本を並べて、ソファーでゲームしながらその日あったことを話せる暮らし、いいな〜〜〜

・バロンかわいいね!!!!!!

・麦が社会人になってから、学生時代あれだけ好きでたくさん触れていたエンタメを必要としなくなるほど彼の生活にゆとりがなくなっていく様を見るのは苦しかった。

・スケジュールの合わなさとか些細なLINEでの返信とか、本当に僅かなズレだったものが取り返しのつかないズレへと変貌してしまう恐ろしさが恋愛にはあるなと改めて感じた。

・「好きなことを仕事にしたい」という絹の気持ち、痛いほどよく分かる..........

・「好き」という感情と「一緒にいたい」という感情は似て非なるもので、好きでも一緒にいない方が幸せなこともあるし、好きじゃなくても一緒にいた方が幸せなこともある。恋愛ってなんて難しいものなんだろうと思った。

・始まりの場所だったファミレスが別れの場所になるというのはかなり示唆に富む表現。楽しさだけで闇雲に終電まで語り合ったあの夜の存在を別の若い男女に投影しながらも、結局「別れ」を選ぶしかなかった2人は絶対にもう元に戻ることはない。これ以上ないほどに完璧的な“終わり”だった。

・一般に恋愛は圧倒的に失敗で終わることが多く、儚いものであるからこそ、少しでも楽しい記憶を“思い出”として美しく残せたら、それはもう成功だったと言っていいのかもしれない。

・「恋愛感情はいつか消えてしまう」なんて言葉は信じたくないけれど、確かに今とそっくりそのまま同じ感情を5年後も10年後も保つことはとても難しいこと。お互いがお互いを理解しようという気持ちだけは失わないでいたいね。

・ラストの伏線回収、上手過ぎ〜〜〜〜〜良い作品だった。刺さる部分が多すぎてメンタルがズタズタなのであと数年は見ないと思うけど。それでも見ないよりは断然マシと言えるのでオススメはしておきます。恐らく恋人持ちの方がしんどくなる作品です。

クイズ大会って何?参加方法は?二つ名をもらえるって本当?

こんにちは、りーぬです。

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突然ですが、皆さんはクイズ大会に参加したことはありますか?

私は先日、久しぶりにオフラインのクイズ大会に参加したらあまりに楽しく、勢いで以下のようなツイートをしました。

同じく「超楽しい!!!!」と感じている玄人の方々からはそこそこ反響を頂けたのですが、もし「クイズに興味があるが大会は行ったことない.....」という方がこのツイートを見てくれたところで、結局クイズ大会って何がどう楽しくて、どこでやっていて、参加には何が必要なのかということは一切伝わっていないことでしょう。これはいかん。

というわけで、大学からクイズを始め、クイズ大会の楽しさに魅せられて競技クイズに没頭した一女子大学生の私から、簡単にクイズ大会についての紹介をさせて頂こうと思います。

 

1. クイズ大会って何?

「そもそもクイズ大会って何をやっているの?」ということからお話しします。

結論から言うと「大会によって様々」ではあるのですが、今回はオーソドックスなクイズ大会の流れを2パターンご紹介します。

※主に玄人向けの注意:今回は説明を分かりやすくするために、クイズサークルに所属している人が多く参加している所謂「競技クイズ大会」のことを一括りに「クイズ大会」と呼んでいますが、その他にも様々な参加者・ジャンル・形式・ルールの大会があることはある程度理解しているつもりです。今回はあくまで私が普段触れているクイズの大会について紹介するつもりなので、「クイズの場は決してここに書かれているようなところだけに留まらない」ということを強調してお伝えしておきます。穏やかに話をしよう!!!石を投げないで!!!!

 

(1)ペーパー勝ち抜け式

※「ペーパー勝ち抜け式」と後述の「全参加者早押し式」はクイズの世界で一般的に用いられている言葉では決してなく、私が便宜上勝手につけた呼称です。

多くの大会で採用されているのがこのペーパー勝ち抜け式です。

最初に参加者全員がペーパークイズ*1を受験します。この成績で上位に入った人のみがその後の早押しラウンドに進める、という形式です。大会によってこの「上位」の人数は異なりますが、何故か*2クイズ大会では「ペーパークイズ上位48人が早押しラウンドに進出する」というフォーマットが多いです。

今年3月に行われたabc*3 the 19thという大会を例にとらせていただくと、

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という流れで人数が絞られていきます。

各ラウンドごとの内容としては、1Rが「200問ペーパークイズ」、2Rが「連答付き5◯2×クイズ」、3Rが「Number10」と呼ばれるバラエティ豊かなルール、SF(準決勝)が「タイムレース」という5分間矢継ぎ早に問題が読まれていくルール、そしてF(決勝)が「トリプルセブン」というルールです。

馴染みのない方にとっては「何のこっちゃ......」という感じだと思いますが、全ルールについて細かく説明してしまうとそれだけでそこそこの文章量になってしまいそうなので今回は割愛します。

Wikipediaの「abc (クイズ大会)」という記事に詳しめのルール説明が記載されていたのでリンクを貼っておきます。より詳細を知りたい方はそちらへ。

クイズ大会のルールは先ほども申し上げたように「大会によって様々」であり、他にも1対1のタイマンルール、ビジュアルクイズ、早押しボード*4などがあります。個人が主催する大会の方がオリジナルなルールが多く行われている印象です。

先ほど例にあげたabc the19thという大会の場合、1Rペーパークイズの通過倍率は約8.5倍と非常に高いものとなっていますが、これは例外に近い数字です。他の大会だと大体1倍〜3倍くらいに落ち着きます。(2倍や3倍でもそこそこ高いのは間違いないのですが......)

ここから言えることとしては、初めてクイズ大会に訪れた方が1Rのペーパークイズを通過できなくてもあまり落ち込む必要はないということです。規模の大きい大会であればあるほどペーパー通過の難易度は上がっていくので、たまたま訪れた大会で自分の結果が振るわなくても以降の大会の参加に消極的になる必要はありません。「色々な大会に参加して自分に合った問題群の大会を見つける」、「少しずつでもクイズの勉強*5を重ねる」ということをしていけば、いつかは必ず早押しラウンドまで進むことができると思います。

クイズ大会の探し方、参加のための詳しい方法は後々改めてご説明いたします!

 

(2) 全参加者早押し式

そんなこと言われたってせっかく大会に行ったんだから早押しをして帰りたい!!!」と思われる方も少なくないと思います。そんな方にオススメなのが、「参加者全員が早押しボタンに触れられるルールの大会」への参加です。

ペーパークイズを行って順位付けこそするものの、幾つかの早押し部屋を設けて全員が早押しに参加できるルールとなっている大会や、そもそもペーパークイズすら存在せず最初から全員が早押しに参加できる大会が存在しています。しかし紹介しておいて何ですが、オープンに開かれた大会においてはこういう形式の大会はかなり少ないです。

このような形式がペーパー勝ち抜け式に比べて圧倒的にマイノリティである理由としては、全参加者早押し式にすると、必要なスタッフや早押し用の部屋の確保に段違いに手間&金銭がかかるからであると考えられます。ひとことで言えば、「クソ大変」ということです。

ただ、ペーパー勝ち抜け式の大きな大会であっても、敗者復活ラウンドではペーパーを勝ち抜けられなかった人も含めた全員が早押しボタンにつける、という大会*6あります。ハイブリッド形式ですね。

 

余談ですが、大きな会場を借りて大会を行うことがろくにできないご時世であったこの1年間のクイズ大会事情を見てみると、面白いことに逆転現象が起きていました。

オフでクイズ大会ができないとなった時、クイズ人(くいずんちゅ)は一体どうしたか。

「クイズ大会を全部オンラインでやる!!!!」

我々が逃げる場所はもうインターネットにしか残されていませんでした。オンライン大会自体は遥か昔から存在していたものの、ここまで多くのオンライン大会が開かれ、ここまで多くの人が参加した年というのは今までなかったのではないでしょうか。

オンライン大会の場合は大会会場の確保について考える必要が一切ないため、スタッフ人員さえ確保できれば、「複数の部屋で同時にクイズを行う」 or 「大会の日程を複数設けて参加者を分散させる」ことができ、全参加者早押し式がオフラインよりも圧倒的にやりやすくなるのです。逆に、ペーパークイズを個々が離れた場所で解くことにはカンニング等の不正が堂々と行われてしまうリスクがあります。このようなことから、この1年間で行われていたオンライン大会では「全参加者早押し式」を取る大会の方が多かった印象があります(主観)。今後コロナ禍が終息していくにつれ、再びオフライン大会が主流になっていくとは思いますが、オンラインで行われる大会も引き続き存在すると思うので、「大会でボタンを押したい!!」という気持ちが強い方はオンライン大会への参加を検討してみるのも一手だとは思います。大体のオンラインクイズ大会は、インターネット環境とDiscord*7という通話アプリさえ使用できればどうにかなります。

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どの大会が(1)に、どの大会が(2)に当てはまるかというのは、各大会の公式HPにアクセスし、企画書を読んでご自分でご確認ください!(大会によっては、コンセプトの発表だけがされていて、企画書の公開はエントリー期間後というものもあるかもしれません)

 

2. クイズ大会ってどうすれば参加できるの?

クイズ大会とはどういう内容のものなのかはなんとなく理解していただけたでしょうか? では次は、「どうすればクイズ大会に参加できるのか」の説明をしようと思います。

 

(1) 大会を見つける

クイズ大会の見つけ方としてオススメなのは「新・一心精進」というWebサイトを定期的にチェックすることです。クイズプレイヤーをたくさんフォローしていれば Twitterから開催情報を拾うことも可能なのですが、サークルなどに所属していない方だとなかなかそれが難しいと思うので。

こちらが「新・一心精進」というサイトです。これから行われる大会の情報やこれまでに行われた大会の結果がほぼ全て集結して掲載されている大変ありがたいサイトとなっています。

「今後の大会詳細情報」というのを押してみると、各大会の開催日時・場所・レギュレーション・エントリー方法などがずらーーーっと出てきます。ここを見て、自分が出られそうな大会・出たい大会を是非探してみてください。レギュレーションに制限がある大会もあるので、公式HPやTwitterアカウントがある場合はそちらの確認も忘れずに(開催日が遠い大会だとまだ掲載されている情報が少ないものもあるので、情報の更新を気長に待ってみてください)。

 

(2)大会にエントリーする

エントリー方法は大会によって異なりますが、「予めエントリー開始日時が告知されていて、その日時になると公式HPにエントリーフォームが設けられる(入力可能になる)」というパターンが多いです。フォームに必要事項を記入し、エントリーしてください。そして、多くの大会では誰がエントリーしているかが分かるよう「エントリーリスト」を公開してくれています。エントリーリストに自分の名前(多くの場合はニックネームで可)が掲載されていれば、エントリーが正常に完了しているということになります。ただし、エントリーが即時に反映されるタイプのリストと、主催の方が手動で定期的に更新されているタイプのリストの2種類があり、エントリー後すぐに見て名前がなかったとしても後者のパターンのことがあるため過度に不安にならなくても大丈夫です。ちゃんとエントリーできているかどうかを確実に把握しておきたい方は、こちらも定期的に更新がないかを確認するのが良いと思います(親切な大会だとエントリーリストの最終更新日時を掲載してくれています)。

とにかくエントリーに関して迷うことがあったら公式HPや公式Twitterのツイートを隅から隅まで読みましょう!!!それでも分からない場合は、HPに掲載されているメールアドレスもしくはTwitterのDMに問い合わせてみると、主催の方が対応してくださると思います。

また、大会によっては「見学席」を設けている大会もあります。「参加」のハードルが高い方は「見学」からでも是非。ただしこのご時世だと会場の定員が狭まっているため、見学席を設けられなくなっている大会が多そうではありますが......

 

(3) 大会に行く

ここからは当日の会場入りまでの心得を箇条書きしていきます。

・寝坊しない。クイズ大会は基本的に午前中から始まるのでそこそこの早起きが必要です。前日は夜ふかししないで早めに寝なさい。(お母さん?)

・会場の位置・電車の乗り換えなどは前日までにちゃんと調べておきましょう。規模が小さい場合はデカめの会議室、規模が大きい場合はイベントホールが会場となりやすいです。ちなみに東京のクイズ大会は江戸川区の施設で行われることがめちゃ多いです。東西線や都営新宿線の東の方の駅でよく降りることになります。あとJR平井駅。あとは川崎も使われがちです。(その他地域の会場事情には疎いです!すみません!)

・ペーパークイズがある大会の場合は、バインダー筆記用具を絶対に忘れないこと。大事なことなので思わず太文字にしてしまいました。特にバインダーは忘れると高確率で詰みます。筆記用具は最悪他の人から借りられる可能性が高い*8ですが、バインダーを忘れると膝の上でペーパークイズの筆記解答を行わなければいけなくなります。めちゃくちゃ解答しにくいので注意。バインダーを忘れて家を出ても、時間に余裕があれば道中の100均で手に入れることもできますが、近くに100均がない or そもそも会場入りの時間以前に100均が開いていないということもあり得ますので、極力忘れないようにしましょう.......。稀にテーブルがある優しい会場のこともあります。その時はテーブルの恩恵に預かりましょう。

・参加費を事前にチェックし、できるだけお釣りが出ないように用意しておきましょう。参加費も大会によって異なりますが、相場は500〜1000円です。大概の大会の運営の方々はお釣りを用意して待っていてくれていますが、「一万円札しか持っていない」とかだと流石にすぐに対応できない場合もあると思うので、できる限り参加費ぴったりを払える状態で会場に向かいましょう。私は大体朝にコンビニに寄って昼食を買い、いい感じにお札を崩しています。

・会場に着いたら受付場所を探します。大体入り口近くに置かれた長机に2、3人のスタッフさんが座っていらっしゃって、受付時間には多くの人が群がっているのでわかりやすいと思います。そこで名前を名乗り、参加費を払い、企画書やペーパークイズの解答用紙などを貰えれば受付完了です。大会によって、会場内で大学別に座る場所が決まっていたり、完全に自由だったりします。受付のスタッフさんの指示に従いましょう。

・ペーパークイズ開始or早押しラウンド開始時刻までは自由時間です。お手洗いを済ませる、知り合いと雑談する、席に座ってぼーっとする、どう過ごすのも自由ですが、最初のラウンドがペーパークイズの場合、開始5分前くらいにペーパーの問題用紙を配布し始めることが多いのでそれまでには着席しておいた方が良いと思います。ペーパーが配られる前に、バインダーと筆記用具以外のものはカバンにしまっておきましょう。

 

以上が1R開始までの大会参加の流れです。この後からは基本的に運営の方からの指示に従って動いていけば全てを乗り切れます。

 

大事なことを言い忘れていましたが、エントリーした大会に参加することができなくなってしまったor遅刻しそうな場合、必ず主催側に連絡をしましょう!!!!マジでこれはめちゃくちゃ大事。前日までに外せない別の用事が入ってしまった場合でも、当日の朝急に体調が悪くなった場合でも必ずです。主催側は受付で全エントリー者の出席をチェックしており、大会によっては欠席者・キャンセル者の数によってルールを多少変更しなければならない場合が出てきます。参加者数というのは運営側が正確に把握しておかなければならない、非常に大事な数字なのです。「自分1人くらい.....」ではなく、必ず連絡しましょう。

 

3. クイズ大会ってどういうところが楽しいの?

見出し2までしっかり読んでくださったあなたにはもうクイズ大会に参加するにあたっての必要情報がほぼ備わりました!おめでとうございます!これで明日クイズ大会に参加したくなっても大丈夫です!

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最後に、私から見たクイズ大会の楽しいポイントをご紹介させていただこうと思います。寧ろここからが1番語りたい部分かも。

 

(1)ペーパー1位発表&ターンオーバー

これはペーパー勝ち抜け式の大会にある一幕です。ペーパー終了後、採点時間として長めの休憩が入り、その後大会が再開されて最初に行われるのが「ペーパークイズで1位を獲得した参加者の発表」です。会場前方のスクリーンにドラムロールと共に1位の人の名前が映し出されます。あの瞬間のワクワク感と、上がる歓声の感じがすごく好き。初めて参加する方であっても、発表時の歓声の質感で「この人はいつも安定して強い人なんだな」とか「この人は今回大番狂わせをしたのかもな」とか何となくの空気を感じ取れるんじゃないかなと思います。そのふわふわした感覚もまた楽しい。

ペーパー1位の人は大体壇上(「一部のペーパー上位者は最初の早押しラウンドをスキップできる」というルールの場合は司会席の近くのことも)に呼ばれ、インタビューを受けます。質問内容はどの大会でも大体決まっていて、「ペーパーを解いた感触はいかがでしたか?」「ペーパーの自己採点はしましたか?」(その後1位の得点発表、「うわ〜」や「お〜」とどよめく会場) 「大会への意気込みを聞かせてください」とこんな感じで進みます。大会によってはもう1つ「大事なお仕事」がペーパー1位の方に任されるのですが.........全てを説明してしまうのも野暮な感じがするので、これは是非大会に足を運んでご自分の目でお確かめください。

続いて、2Rに出場できる通過者の発表が行われます。通過者全員が一気にスクリーンに映し出される発表形式の大会もありますが、私が好きなのはやはり「ターンオーバー」という発表形式ですね......
最初の方に話したように、クイズ大会では「ペーパークイズ上位48人が早押しラウンドに進出する」というフォーマットが多く採用されており、2Rは「12人での早押しクイズを4組行う」というルールの大会が一定数あります。その場合、2Rのペーパー通過者の発表は組ずつ行われます。1組めの参加者発表→1組めのクイズ→2組めの参加者発表→2組めのクイズ→3組めの参加者発表......という流れです。1組1組が終わるごとに通過者が発表され、その度に会場は悲喜交交の盛り上がりに包まれます。

その発表のタイミングで、片面にペーパーの順位が、もう片面に通過者の名前がそれぞれ書かれたプレートを持った12人のスタッフの方々がずらっと壇上に並びます。そして、順位の面を我々参加者の方に向けて並ぶスタッフさんたちが、スクリーンに通過者の名前が順に映し出されていくのに合わせて順位の面をひっくり返し名前を見せる、という演出がなされます。*9 これが「ターンオーバー」と呼ばれる演出です。字面だけだとかなり伝わりにくいんですが、これがまたエモいんですよね.......ターンオーバーされるまでのドキドキ感.......ひっくり返されたプレートに知り合いや自分の名前があった時の盛り上がり......

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これは私が初めてターンオーバーされ手にしたプレートである、BNS2という大会でのペーパー27位のネームプレートです。水色のひつじさんで隠した部分には名前が、黄緑色のひつじさんで隠した部分には大学名が書かれています。分かりにくいですが個人情報なのでご了承ください。

大会終了後の感想ツイートにこのネームプレートの画像をあげる人も多く、一種の「ペーパークイズの通過を象徴するもの」であると言えます。私も「ターンオーバーをされたい!!」「自分の名前が書かれたプレートが欲しい!!」というモチベーションを持ってクイズをしていた時期があったくらいです。

 

(2) 早押しの異次元さ

これは最早当たり前じゃん!!!という点なので一瞬で語りを終えますが、本当にどの大会に行ってもハイレベルな玄人が何人もいるため、常人には理解しがたいスーパープレイが大会中に何度も拝めます。たとえ自分がペーパー通過できなくて早押しができなくても、この一点だけでクイズ大会は楽しい。

 

(3) 拍手や応援・歓声

クイズ大会では、問題が出題され、早押しボタンが押され、問題が正解されると「拍手」をするという文化があります。これは正解した人を讃えるという意味であったり、素晴らしい問題を讃えるという意味が加わったりと、大会の参加者・企画者の素晴らしいプレイング・問題をその場で称賛できる表現手段です。無理に周りの人々の空気に合わせる必要は一切ありませんが、「凄い」と思った瞬間は壇上の参加者や企画者に盛大な拍手を送ってみてください。会場と一体化したような感覚を味わうことができ、スポーツ観戦に近いアツさや心地良さが湧いてくると思います。現在は特に感染症対策の観点から、大声での応援や歓声は極力控える必要があるため、思いは全て拍手に込めるのが良いでしょう。ただし、「タイムレース」というルールだけは短い制限時間に問題が矢継ぎ早に読まれるというロスタイムにシビアなルールであるが故、問題間での拍手や声援を控えなければならないという暗黙の了解(ちゃんと言ってくれる大会もある)が存在するので注意!

あとは、クイズ大会に初めて参加した際に面を食らう文化の一つとして、「ボタンチェックが終了した際に起こる拍手」があります。早押しを行う前には必ず、早押しボタンが正常に作動するかどうかを今一度確かめるため、席に着いた参加者が端から順に自分が使用するボタンを押していきます。これがボタンチェックです。そして壇上にいる参加者全員がボタンの確認を終えた瞬間、何故か会場全体から拍手が沸き起こります。最初は戸惑うかもしれませんが、参加するうちに慣れてきて自然に拍手をするようになっていくのでご安心ください(?) これも文面だと伝わりにくいのですが、私はボタンチェックの時間がすごく好きです。しんと皆が静まり返る中に連なってこだまするボタン音と端から端へと順に灯っていくボタンの光。そして起こるホールを包み込むような拍手。味わって欲しい〜〜〜〜!!全人間に味わって欲しい〜〜〜〜!!!!

 

(4) 二つ名

これも大会によってあるなしが分かれますが、SF(準決勝)に進出した参加者には二つ名がつけられるという文化があります。そして、SFでは二つ名とともに名前を呼ばれた人が1人ずつ壇上に入場する、という演出がなされることがあります。演出がとにかくいちいちカッコいいんですわ.......クイズ大会地味だと思って行くとびっくりするよ.........。そんな二つ名ですが、ある大会ではめちゃめちゃめちゃ素敵でカッコいい〜〜ものをもらえる一方で、ある大会では完全にネタとしてふざけたものをもらえたりと大会によって様々となっています!!(この記事中で「大会によって様々」って何回言った?)

他の人の例を迂闊に出せないのでやはり自分自身の例になってしまうのですが、私も2度ほど大会で二つ名をいただいたことがあります。1つは「クイズ一直線」、もう1つは「澄みし佳月の彼方」。どちらも「めちゃめちゃめちゃ素敵でカッコいい〜〜」方。ありがとうございます。こういうのがSFの入場でスクリーンにバン!と映し出され、読み上げられる演出、どの大会においても大会中で1、2を争うくらい楽しい時間ですね。二つ名は参加者のパーソナリティとかクイズスタイルとかが伝わってくるものが多くて、強いプレイヤーの方を覚えるきっかけにもなるからすごく良い文化。私もまだまだたくさん頂けるように頑張りたいですね。

 

(5) セコンド

これもまた大会によってあるなしが分かれる制度なのですが、F(決勝)に進出したプレイヤーは、決勝の舞台に2人のセコンドを連れていくことができます。お世話になっている先輩だったり、日々切磋琢磨している同期だったり、頑張っている後輩だったり、人によってどのような2人を選ぶかは色々です。その2人からは決勝の試合の途中に応援やアドバイスを貰うことができるため、自分を支えてくれるような仲間を連れて行くことが多いのでしょう。私は自分がセコンドを呼べる大会で決勝に進出した経験も、セコンドとして誰かに決勝の舞台に呼んでもらった経験もないので、壇上から見たセコンド・セコンドとしての壇上についてお話することはできませんが、観客席から見ても決勝までコマを進めた仲間を見守る熱い視線や決勝後のコメントにはぐっとくるものがありますね.......特に優勝者が決まった瞬間、優勝者とそのセコンドが肩を抱き合って喜ぶ姿にはその大会の全てが詰まっている感じがして、どの大会でも万雷の拍手を送ってしまいます.........クイズ大会楽しすぎる......

 

というわけで、以上がクイズ大会のプレゼンだったわけですが........長い............膨大なオタク語りをしてしまった.......なんとこの時点で1万字を超えています...........これでも全部語り尽くしたわけではないのに........つくづく奥が深いですね。長いだけ長くて「楽しいんだよ!!!」ということがちゃんと伝わってないかもしれないと思うと不安です。ちゃんと魅力を存分に伝えられたでしょうか。

私がクイズ大会に初めて参加したのは約3年前のことになりますが、初めて参加した時に感じた衝撃・感動は言葉に表せないほどのものでした。初めて参加したその大会ではペーパー通過には遠く及ばなかったものの、知り合いもそうじゃない方々も壇上でクイズをする全員がキラキラして見えて、参加者のプレイングも大会の演出も全てがカッコよくて終始底抜けに楽しかったのを覚えています。

全員が全員、私のようにクイズ大会の虜になるとは限りません。しかし、こんな楽しく面白く刺激をもらえるイベントを一度も体験せずに人生を終えてしまうのは勿体無いことであると私は思うのです!

興味を持ってくださった方は、是非是非是非是非、一度クイズ大会に参加してみてください!!!!!面白くなかったらどうぞ石を投げてください!!!!ここまでお読みいただきありがとうございました!!!!!

 

*1:問題数は大会によって様々だが、100問がスタンダード。60問や70問の大会もある。100問ペーパーの場合、制限時間は20分くらいのことが多い。

*2:次のラウンドでの12人×4組という早押しの規模感がちょうどいいからなのかな.......と私は勝手に考えています。

*3:大学4年生までの学生を対象とした早押しクイズ大会。競技クイズ大会の中でも、参加者数最大規模の大会として知られる。

*4:ボタンを押した人以外もボードで解答をできる形式。ボタンを押した人の方が正解で得られる点数が多くなるが、間違えた時に引かれる点数も多くなる。ハイリスクハイリターン。難問クイズ・長文クイズの大会で採用されることが多い。

*5:これについて話すとまた更に数千字の文章が上乗せされてしまいそうなので省略します。周りにクイズをやっている人がいる場合はその人に相談してみる、いない場合はBOOTHで「クイズ」と検索して出てきたもののどれかを直感で買ってみるのが面白いと思います。

*6:」と強調しているあたりから察せるよう、採用されているのは一部の僅かな大会のみとなっています.......このご時世だと時間短縮などの観点から尚更少なくなっている印象ですね。

*7:オタクが集いがちな通話アプリ。1つのサーバー内でチャンネルを複数作成できるのでクイズ大会を行うのにも非常に便利。

*8:実は、バインダーに関しても2枚持ってきて誰かに貸し与えようとしてくれている優しい人がごく稀にいます。聖人すぎん?

*9:現在は感染症対策の観点から控えている大会も多い。寂しい。

シン・エヴァを観た【ネタバレあり】

こんにちは、りーぬです。

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とうとう観てきました!!!!!!!!(5日前)

 

『シン・エヴァンゲリオン!!!!

 

エヴァQを劇場で観てから8年以上の時が経っていることに些か絶望しつつも、「8年も待ったエヴァンゲリオンがとうとう公開される、そしてとうとう完結する.........」というエモさに包まれながら映画館に向かいました。

 

【ネタバレ以外の感想】

・特典、アスカ、最高にビジュアルが良い。

・着席前、隣のお客さんが私の席にガッツリ上着を置いていて「おいおいおいおいおい!!!!」となった。

・上映前にたくさんの予告が流れたが、abc対策のおかげで知らない作品が一個もなく、答え合わせ感覚になれて楽しかった。

・久しぶりに映画に来たので、NO MORE 映画泥棒の新バージョンを初めて観た。今までの映画館内での謎の動きは何だったんだ?と思うくらいカッコよくなってるじゃん。

・2時間半、めちゃ長い。観劇後頭痛がすごかった。世界一幸福な頭痛だった。

 

以下、ネタバレに触れるので、これから映画を観る方はブラウザバックをオススメします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【感想】断片的な記憶なので一部順番前後してそう。箇条書きです。

・「これまでのエヴァ」、いい感じのダイジェストになっていたけど、やはり「どうしてこうなった???」という気持ちは何度でも起こる。

・マリの鼻歌から本編が始まるの、Qもそうだよね? 帰ってきたんだな〜というエモさで爆発しそうだった。

・マリがエヴァに乗っているとなんとなく「絶対に彼女は負けない」みたいな安心感があって良い。

・ヴィレの人たちみんなプラグスーツ着てる〜????なんで〜〜????

・マヤちゃんの「これだから若い男は...」がもはやネタ扱いされていて草。

・2体の首無しエヴァが繋がって歩いてくる謎のやつ、ちょっと面白かった。

エッフェル塔(訂正)をねじ曲げてるの見て、そんなことある?ってなった。

・「今回は前作からどのくらい時が経ってるの...?」と少し不安になっていたが、死にかけのシンジを引っ張るアスカ、ついてくるレイが出てきて、Qから時がほぼ進んでいないことに安堵した。

・トウジの声がしてめちゃくちゃ嬉しくなった.......お医者さんなんて......立派になったね..........

・委員長もケンスケもマジでみんな生きていて良かった................みんな大人になっている...............

・ケンケン!!?!??!ケンケンって何!!?!?

・DSSチョーカーそりゃトラウマだよね.......

・ケンケンは優しいね〜〜〜

・レイが感情を知っていく度に愛着が湧くのズルい、どうせこんな幸せ続かないんだろ?という絶望が見え隠れしていたけれど。

・レイが田植えするシーンが公式で作られるなんて誰が予想したよ..........
・ペンペンがめっちゃおる〜〜〜!!!!!

・黒波がポカ波にだんだん近づいていくのが嬉しかった、いくら壊れてしまうとしても、結局Qで我々を絶望させた綾波レイもちゃんと同じ“綾波レイ”だったんだなって実感した。

・シンジも良かったね.........自分が助けたはずの綾波と重なるものがあったんだろうな。

・ケンケン、仕事ができすぎる。いつからこんなにできる男に......ケンケンが諸々に説明を入れてくれることで我々側も理解できる部分が増えていてありがたかった。
・レイが消えちゃうシーン、今思い出す方がキツいな。ずっとあの村で幸せに暮らして欲しかったよ私は。

・シンジ、カオルくんが消えた時とは比べ物にならないくらいけろっとしてるじゃん。突然メンタル強くなり過ぎでは?????

・いやあ、ミサトさんと加持さんに子供がいたの、今作1番の衝撃でしょ......Qで全く触れられなかった加持さん、亡くなってたんだな.......

・よくわからないままヴィレに戻った、アスカはどういう立ち位置で任務を負っていたんだ???

・破のアレがトラウマだからアスカの告白には「そんなこと言ったら今度こそ死んじゃうからやめてくれーーー!!!」って気持ちになった。

・シンジ、マリの名前知らなかったのか........
・南極の氷めっちゃ割るやん。

・眼帯の奥に使徒が封印されてたのか〜〜マリが2号機に乗った時のザ・ビーストと同じ雰囲気の覚醒だったね。

・「アスカの前に現れたアスカ・オリジナルは惣流」って考察見たんですけどマジ〜????

・容赦なく顔に弾丸ぶっ放すサイコパスリツコさん流石。

・ゲンドウはいつから人間じゃなかったんだ?もう全部わからん.........

・シンジとミサトさんが普通に話せているだけで「本当によかった.......」って気持ちになった。リョウジくんという息子が生まれたことで、よりシンジにも母親的な愛を向けていそう。

・やっとシンジがエヴァに乗った!!!何分待ったよ!!!!!!!!

・突然ザコい特撮物みたいなバトルが始まって面白かった。家とか学校内でエヴァが戦ってるの、面白要素しかない。

・ゲンドウがピアノ弾けたの初知りだ。

・ゲンドウとか冬月さんとかユイさんとかマリとかの関係性、もう一回漫画版で確認したくなった(漫画版と新劇場版の設定が繋がっているとは限らないけど)

・冬月さんも溶けんの〜????????なんで?

ミサトさん、あれだけお膳立てされて死なないはずないよな.......それでもまあショックだよね......

・槍ちっちゃ〜

・カオルくんとゲンドウ、重なる部分が全くないし、結びつけたこともなかったけど、0か100かって話だったのか。ゲンドウにない姿、そしてゲンドウがなりたかった姿を寄せ集めた結晶がカオルくんだったんだな。

・アスカは小さい頃に見た碇親子の姿をずっとずっと覚えていたんだろうな。

・アスカ、ケンケンに出会えて良かったね...........
・シンジが言ったアスカへの「好きだった」が恋愛感情としての好きだとしたら、ほんまに??って思っちゃうけどね......まあいくつもの感情が重なった結果の「好き」なのであって、「恋愛感情」とかいう一言で片付けられる重さではないはずだが。

・ぽか波とも黒波ともちゃんと向き合えてお別れできて良かったね........
・あの撮影セットみたいな場所はどういう表現なんだろう〜みたいなことを観た人と語りたい。私は、「所詮箱の中で起こっていた、仕組まれていた感情」に区切りをつけるという意味でのあの場所だったんじゃないかなと思った。

・最後に迎えに来るマリ。あらゆる場面でシンジやアスカを救ってきた新劇場版に間違いなく欠かせない存在。絵コンテの演出良いですね。

・ゲンドウくん、ユイさんに会えたか!!!!これでもう満足したか!!!!!!

・人がいっぱい空から降っていた。牛か羊も降ってたような記憶があるんですが、これは流石に夢?

・シンジとマリが大人になってたことの方が夢なんじゃないかと思っちゃう。

・カオル×レイとシンジ×マリのラストなんて誰が予想できたよ〜〜〜。でも、カオルは「ゲンドウの別のかたち」でレイも「ユイの別のかたち(と言えなくもない)」だからくっつくのは条理。更に、マリのモデルが安野モヨコ氏であることを考慮すると、シンジは「庵野監督自身の別のかたち」だと解釈ができるから、こっちも条理。ラストのラストで「今までずっと見せられていたのは庵野さん自身の話だったのかもしれない」という考えが湧いて、不思議な気持ちになった。実在の人間が実在しない世界で実在する感情と戦う実在しない話。頼むから2組とも末長く幸せでいて欲しい。

宇多田ヒカルの音楽が流れないとエヴァは終われないし、流れてしまうとお別れなのを悟って寂しくなる、ジレンマ。

・エンドロールの神木隆之介の文字に目が飛び出た。

 

以上!

【総評】

Qまでで粉々になっていたもののカケラを多少無理矢理にでも全部拾い集めて、ちゃんと綺麗なかたちで作品として完結させてくれたことに対して感謝の気持ちでいっぱいになった...........8年待って良かった.........本当にありがとうございました..........
シンジがゲンドウ、カオル、アスカ、レイ、ユイ、そしてエヴァンゲリオンとちゃんとお別れができて良かった。前に進めて良かった。

「物語が完結すること」にここまで感慨深くなれることはもうこの先しばらくないだろうなと思う。完結せずに全ての結末が放棄される未来も覚悟していたからこそ、完結したことに対する感動と喪失感は一入ですよ........もう新しいエヴァを待つことはできないんだなあ。

最後を見届けられて良かった、ひとえにそれだけ。ありがとうございました。

 

 

さらば、全てのエヴァンゲリオン

推し曲プレイリスト語り 〜後編〜

こんにちは、りーぬです。

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前回の記事では「推し曲」という名のプレイリストの中の前半10曲について、選曲理由を熱く語り倒しました。

プレイリストはこちら↓

https://open.spotify.com/playlist/6iCcFirjpu1GSITw7hrq6a?si=-dNl4M1FRyOFm54OkAqL8g

前編はこちらからご確認ください↓

 

今回はその後編の語りです。早速いってみましょう。

 

11. 『1/6の夢旅人2006』/ 樋口了一

 

「ろくぶんのいちのゆめたびびと」と読みます!!

バラエティ番組『水曜どうでしょう*1のエンディングテーマ。

私はNACSさんのオタクをやっている(前編参照)関係で、『水曜どうでしょう』はほぼ全企画を視聴しています。一番のお気に入り企画は「ヨーロッパ21ヵ国完全制覇 完結編」ですかね.....大好き.......
どうでしょうあるあるとして「各企画の最終回のエンディング、エモいがち」というのがあります(あるあるだよね......?)
この『1/6の夢旅人』のメロディーに乗せて、旅の道中の出演者たちのエモ写真がスライドショー形式で流されるんですよ.......そのエモさと言ったら.........「ずっとその関係性で旅を続けてくれ......」と毎度心から思いますね。

そういうわけで、どうでしょうファンはみんな、この曲に対して重めのエモ感情を絶対に抱いていると(勝手に)思っています。聴くと旅に出たくなる一曲。

12.  『23時の春雷少女』/ 鬼頭明里

 

この曲がベスト20に選曲されたことの何が凄いって、私はこの曲に対しての思い入れが「一切」ないんですよ.............

つまり、完全に曲の良さだけにやられてランクインしています.........。エグすぎ。田淵さん*2作詞作曲なのを理由に聴き始めたにせよ、聴き続けている理由は「曲が最強だから!!!!」それに尽きるんですよね。

私の特に好きポイントを3つピックアップすると、

①「エラーコード!」の歌い方

②「はずだったよ はずだったよ はずだった」

③ 2番サビラストの展開

です!曲を知らない人には全く伝わらないと思うんですけど、聴けば一発で意味が分かると思うので全人類聴いてください!!!!!

 

13.  『ぼくの夢、メチャクソ無限湧き』/ ARuFa

 

曲の存在を知ったのが数ヶ月前なので、この20曲の中では圧倒的に聴いている歴が短い曲。

オモコロ*3にハマって、ARuFaさん*4に沼落ちし、成り行きでこの曲に辿り着きました。この曲はWACCAという音ゲーの曲として作られたものなんですが、この曲ができた経緯についてはご本人様による以下の記事に詳しいので、是非読んでみてください。オモコロ初見の方でも絶対面白いです。

「推しの曲だから無条件に好き」というわけでは決してなく、曲自体がめちゃくちゃクセになっていて聴き続けている感覚です。歌詞は全部ふざけているものの、サビのメロディーとリズムがとにかくカッコいい。最高最高最高!!!!!!!*5

 

14.  『フロントメモリー』/ 鈴木瑛美子,亀田誠治

 

映画『恋は雨上がりのように*6の主題歌。主演は小松菜奈さんと大泉洋さんということで..........映画に思い入れがある理由は一瞬でバレてしまったわけなんですけども。

神聖かまってちゃん*7の同名の楽曲のカバーバージョンであり、そもそも『恋は雨上がりのように』という漫画はこの楽曲から着想を得て描かれた作品なんだとか。

映画で初めてこの曲を聴いた時からかなり刺さるものがあって、気がついたら大好きな曲になっていました。イントロのピアノといい、爽やかなメロディーとただ爽やかなだけではない特徴的な歌詞といい。

前編で紹介したコブクロさんの『風』を私の中での「春」を象徴する曲だとすると、「夏」を象徴する曲に当たるのがこれかな〜と思っています。暑い季節になると毎日のように聴きに来てしまう曲。

 

15.  『アイネクライネ』/ 米津玄師

 

名曲過ぎる〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「あたしあなたに会えて本当に嬉しいのに 当たり前のようにそれらすべてが悲しいんだ」

こんな短い言葉で、的確に、恋愛が孕む儚さと我々が抱えがちな不安を表現できるんだな、と衝撃を受けた冒頭の歌詞。

その後も「一度でも恋愛をしたことがある自己肯定感の低めな人間」にストレートでブッ刺さる歌詞ばかりが並んでいる。

相手を知らなかったら、相手と恋人でなくなり疎遠になってしまったら決して呼ぶことのない「名前」。その「名前を呼ぶ」という行為に、恋人同士の強い繋がりを見出しているのが奥深いですよね〜〜〜

米津さん本人が描いたパステル調のMVがとにかく素敵で曲に華を添えているので、未見の人は絶対見てくれよな!

 

16.  『願い』/ sumika

 

ドラマ『おっさんずラブ-in the sky-』の主題歌。

私は戸次重幸さん*8目当てでこのドラマを見始めたのですが、あまりに内容が良くてどハマりしていました。無印の方が圧倒的に人気でそちらの方が注目されがちですが、in the skyは無印とは全く違う良さがあって非常に魅力的な作品だと思います。(どこがどう違うかはネタバレになるのでここまで!)

私の推しは、このドラマの視聴のきっかけとなった戸次重幸演じる飛行機操縦士の四宮要さん。ドラマを毎週見終えるたびに「四宮要さん........」とこぼしながら限界を迎えていました。

※実際の私の過去のツイート画像

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ハッシュタグを追っていたある時、「主題歌の『願い』は四宮要さんの曲じゃね?」という考察ツイートを読んでしまい、それ以来この曲が四宮要さんの曲にしか聴こえなくなってしまったのです......歌詞がね.......死ぬほど切なくてね.......(嗚咽)
放送から1年以上経った今でも、この曲が突然流れると「ぐはぁっ」という何かに攻撃されたかのような声を漏らしてしまいます。オタクくんですまんな..................

 

17.  『HAPPY BIRTHDAY』/ back number

 

ドラマ『初めて恋をした日に読む話』*9の主題歌。主演は深田恭子さんと横浜流星さん。そして、深キョンに想いを寄せる男性の一人・山下を演じたのが、私の最推し・中村倫也さんというね.........はい。

このドラマもさっきの『願い』とほぼ選曲理由は同じで、毎度ドラマの度にこの曲を聴いて限界=悶え=オタクになっていたからですね。

ちなみに、先ほどの『おっさんずラブ-in the sky-』放送中にどこかの誰かが「『HAPPY BIRTHDAY』も四宮要さんの曲じゃね!!??」と言及していたのを見つけ、二重で苦しんだのも良い思い出です。

 

18.  『リブート』/ miwa

 

ドラマ『凪のお暇』*10の主題歌。えーーーはい、中村倫也さんが出演していました!!!!!!(全てが察される)

中村倫也さんの演技も勿論良かったんですが、ドラマ全体としての出来も頗る良かったんですよね。ただの恋愛ドラマで終わらせない深い内容に、毎週「ぐえ〜〜〜」って言って苦しんだ。

miwaちゃんの曲は中高の時によく聴いていたんですが、こういうカッコいい系の曲を歌うmiwaちゃんは結構珍しい気がするのでギャップが尚更良かったですね。MVのショートカット姿もめちゃ似合ってる。

 

19.  『アンチテーゼ』/ 夏川椎菜

 

夏川椎菜さん、この曲以前もずっとソロ曲に恵まれていて良い曲をたくさん歌ってらっしゃったけれど、これは反則レベルで曲が良い。発売前にYouTubeでこの曲を聴いて以降、指折り数えながらリリース日を楽しみに待ったくらいには、ファーストインプレッションから好みだった。

作詞作曲をされたすりぃさんは夏川椎菜さんの研究家か何かですか?????と疑ってしまうほど、この『アンチテーゼ』は彼女とのシンクロ率があまりに高いの楽曲であるように感じています。すごいよ.....この曲は絶対夏川椎菜さん以外の人間は歌えない.........

歌詞をよくよく読んでみると、めちゃくちゃダークでネガティブな内容なんですが、そこに付けられたのはクセになるカッコいいメロディーと明るめのコード。しかしミスマッチさを一切感じさせない、ある意味不思議な楽曲。あなたも聴いて虜になろう。

 

20.  『この幸せが夢じゃないなら』/ TrySail

 

最後!後半には失恋や片思いの切ない曲ばかり並べてしまったので、ラストの曲くらい幸せに終わろうよ〜という構成。

TrySail*11の楽曲は他にも好きな曲がたくさんありますが、自分で聴いて(他人に勧められずに聴いて)1番ハマったのはこの曲じゃないかな〜

「こういう恋愛したいよね」「こういう人と出会えたら幸せだよね」っていう要素が目一杯詰め込まれたラブソング。最初から最後まで素敵な歌詞。

「瞳の中 同じものを映している それだけで嬉しい」

 

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

というわけで、後半10曲も語り終えました。大変満足いたしました..........

改めて文章という形にしたことによって、全部の曲への愛着が更に増したような感じがしますね。これからも好きな曲を聴き続け、定期的に激重感情を抱えていきたいです。

 

個人的な思い入れ強めで選んだ曲もありましたが、基本的に全部曲自体がめちゃくちゃ良いので、これを読んで興味を持った方はプレイリストから聴いてもらえると嬉しいです!!!!!!!!よろしくお願いします!!!!

 

それでは。

*1:HTB(北海道テレビ)制作の大泉洋を生んだ人気バラエティ。レギュラー放送終了から20年近く経つにも関わらず、いまだファンを増やし続けているすごい番組。

*2:UNISON SQUARE GARDENのベーシスト。めちゃくちゃたくさん曲を作って色々なところに提供している。意味わからん。

*3:おもしろWebメディア。インターネット老人たちが記事を書いている。

*4:https://youtu.be/moSPhr5eqyg

*5:ARuFaのキャラソンに出てくる歌詞(?)。

*6:眉月じゅんの同名の漫画が原作。

*7:の子がボーカルを務めるロックバンド。

*8:TEAM NACSの一員。顔が良い。

*9:持田あきの同名の漫画が原作。

*10:コナリミサトの同名の漫画が原作。

*11:前述の夏川椎菜さん、麻倉ももさん、雨宮天さんの3人から成る声優ユニット

推し曲プレイリスト語り 〜前編〜

こんにちは、りーぬです。

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先日Twitterで、突然思い立って「推しの曲」という名前の楽曲プレイリストを公開しました。

(以下のリンクから確認できます)

 

https://open.spotify.com/playlist/6iCcFirjpu1GSITw7hrq6a?si=Hg4ZT-PUQfmeZVVjUbf9tA

 

このプレイリストは、よく聴く曲を集めた約300曲のプレイリストの中でも、「何度聴いても飽きない」「聴くと最高にテンションがブチ上がる」「聴くとあらゆる感情が湧き出してきて心がたぷんたぷんに満たされる」などの条件を満たした私の中の上位20曲しか入れない、まさに“エリートプレイリスト”であるのです!!!!!!

選ぶ作業は大変難航した......と思いきや、実はそんなことはなくて、寧ろ1曲1曲に思い入れがあり過ぎて、スッと決まったくらいでした。

ここ数日このプレイリストを聴きまくっていたら、「「「「激重感情」」」」が渋滞し始めてどうしようもなくなったので、筆を取った次第です。

オタク語りはスルーしてもらっても良いので、とにかく曲を聴いて!!!!!!!!!(はじまるよ!!!!!)

 

1. 『The Other Self』/ GRANRODEO

 

アニメ『黒子のバスケ*1 第2期のオープニングテーマ。

このプレイリスト、実は曲順にもまずまずこだわっています。これを1曲目に置いたのは私の中での「オープニング」がこの曲以外考えられなかったからです。

元々『黒バス』は原作の大ファンで、今でも好きな漫画を聞かれたら3本目以内には作品名を出すくらいには大好きなんですが、当然の流れでアニメも追っていた中学生の私は、2期のオープニングを見て衝撃を受けました。

 

「映像が綺麗過ぎる.........」

 

明らかに前作のOP/EDよりも作画クオリティが桁違いに上がっていて、かつ最推しである木吉鉄平さん*2が試合に出て動いている姿まで.........いまだに映像を思い起こせるほどに印象的で衝撃的なオープニングです。

ただ映像が良かっただけではなく、曲単体もめちゃくちゃカッコいいんですよね...........
イントロのギターだけでもう「負けた.......(楽曲が強すぎて)」という気持ちになってしまう。歌詞も、インターハイ予選で敗北した誠凛が再び立ち上がってウインターカップに臨む姿と重なる内容で、原作ファン/誠凛高校のオタクとして刺さらないはずがないんだな〜〜〜

ちなみに1番好きな試合はウインターカップの誠凛vs桐皇戦です、よろしくお願いします!!!!!!

 

2.  『Daze』/ じん feat.メイリア

 

アニメ『メカクシティアクターズ*3 のオープニングテーマ。

出たな!!!!カゲプロのオタク!!!!!!!!

カゲプロって大体の同年代は通った道だと勝手に思っていたんですけど、どうなんでしょうか。私はキドさん*4推しでした。

 

アニメ自体にめちゃくちゃハマっていたかと聞かれるとぶっちゃけそうでもないんですが、オープニングのこの曲だけはあまりにカッコよくて強烈に印象に残っていました。Spotifyでこれが聴けると知った時の喜びはあまりに大きかった.........

じんさんの曲だとカゲプロの曲は恐らく全部触れてきたと思うんですが、どの曲よりもこの『Daze』が刺さりましたね。『チルドレンレコード』*5を思わせる要素が楽曲の各所で見られるのもエモい。メイリアさんのボーカルもかなり好きです。

 

3.  『シュガーソングとビターステップ』/ UNISON SQUARE GARDEN

 

アニメ『血界戦線*6のエンディングテーマ。

....と書きながら、実は『血界戦線』は漫画もアニメも全くの未履修です。

周りにUNISONをめちゃくちゃ薦められていた時期に、「有名どころだしシュガビタくらいは聴こう!!!!」とプレイリストにぶち込んだのが曲を知ったきっかけでした。

聴けば聴くほど名曲であることを実感させられて、気がついたら沼落ちしていましたね。

まず、題名。ヤバくない??? 『シュガーソングとビターステップ』。何回でも読みたい日本語(英語?)。語感が良すぎるんですよね。

これは歌詞についても同じことが言えると思います。好きな歌詞を抜き出してこようかと思ったけど「全部好き.........」ってなってしまった。口ずさみたい言葉しか並んでない。

これに加えて、メロディーもリズムも伴奏もえげつなく良い。「僕達を僕達たらしめる証明になる QED!」の部分のカッチリ具合とか、脳汁出る気持ち良さがあるもんな〜〜 あと、あれだけ長い間奏を一切無駄に感じないのも本当に凄いですね.......。

この曲をきっかけにすっかりUNISON SQUARE  GARDENさんのファンになってしまい、全曲プレイリストを作成してテンションを上げたい時に聴きまくるようになりました。サブスク解禁ありがとう!!!!!!

 

4.  『Shout Baby』/ 緑黄色社会

 

ブレイク中のバンド、リョクシャカ*7の代表曲。

こちらを聴くようになったのもアニメ経由ではないのですが、アニメ『僕のヒーローアカデミア』のエンディングテーマにもなっているようです。

私はクイズのために流行りのバンドの有名曲は進んで聴くようにしていて、リョクシャカも『Shout Baby』『Mela!』『sabotage』『想い人』『夏を生きる』などがプレイリスト入りしています。

最初はどの曲もふわっと聴いていたんですが、ある日YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」*8 にこの曲があるのを発見し、視聴。

 

歌が............うめえ.............................

まず、ボーカルの長屋晴子さんの美人さに度肝を抜かれ、そして彼女の圧倒的な歌唱力に度肝を抜かれ........
視聴後は凄すぎて某然としてしまったというか。良い意味で「こんなにCD音源と違うことある??」となった。今まで平凡だと思っていた存在が突然魅力的な顔を見せてきて、何ならボディーブロー数発食らわされた、みたいな気持ち。

これは生歌を聴くまでは死ねないなと思っています。気軽にライブに行ける世の中になったら必ず.....

 

5.  『A Whole New World - From “Aladdin”』/ 中村倫也・木下晴香

 

2019年公開の実写映画『アラジン』の日本版の劇中曲。映画で吹き替えを務めた、アラジン役の中村倫也さん、ジャスミン役の木下晴香さんが歌っています。

これに関しては「最推し*9のお歌が配信で聴ける..........」という感動が1番の選出理由ですね。

いや〜〜〜贔屓目を抜きにしても、本当に歌が上手なんですよ........ズルい................

紅白歌合戦でこの曲を歌った時には、「倫也くんめちゃくちゃ歌上手かったね!!!」という感想が何人もの友達から何故か私のもとに寄せられ、勝手に鼻高々になっていました(は?)

 

6.  『サンキュー神様』/ 菅田将暉中村倫也

 

昨年(2020年)に配信開始された楽曲。菅田将暉さんと中村倫也さんが歌い、MVには松坂桃李さんが出演するという、トップコート*10の看板俳優が勢揃いした非常に豪華な顔ぶれで話題となりました。

 

何度見てもエモいMVですね〜〜〜〜

最推しがガッツリ歌手として楽曲に参加する喜びは勿論、菅田将暉さんの楽曲もかなり聴いていたので、私にとってはコラボとしても嬉しい楽曲となりました。

昨年(2020年)の8月末に発表された楽曲なんですが、あまりにたくさん聴いた結果、昨年1年間で私が最も聴いた曲はこれになりました......(笑) たった数ヶ月で怒涛の追い上げ。

 

7.  『DOOR 〜The knock again〜』/ コブクロ

 

コブクロさんは間違いなく私が一番曲に触れている時間が長いアーティストさんで、母が好きだった影響で小学生の頃から多くの曲に触れていました。それこそ、聴いたことのないコブクロさんの曲は一曲もないんじゃないかと思います。

そんな彼らの全楽曲の中で、私が「一番好きな曲」としてずっと掲げているのがこの『DOOR 〜The knock again〜』です!

コブクロのほとんどの楽曲は小渕さんが作詞・作曲を手がけていらっしゃるのですが、この曲は数少ない黒田さんが作られた曲で、黒田さんの力のこもった熱唱が魅力の曲になっています。

ゆっくりとしたテンポで、ビートが重い曲であるにも関わらず、どこまでも爽やかで前向きな楽曲なのがすごいですね。大学受験期、「夢見ることが全てじゃなくて 叶えようとすることが全て」という歌詞に何度支えられたことか......入試当日も必ず聴いていた曲の一つでしたね。

2019年のライブでは現地で聴くことができて、泣きそうになりました。思い入れの強さではどの曲よりも強いかもしれない.......

 

8.  『風』/ コブクロ

引き続きコブクロさんの楽曲。『DOOR』も彼らがインディーズ時代から歌っていたという古い曲でしたが、『風』も2002年発表と結構古めの曲ですね。最近の曲でも好きな曲はたくさんあるんですが、私は初期の曲の方が刺さるものが多いです。

この曲は、ま〜〜〜〜美しい。歌声に対して「美しい」と思うことはあっても、曲そのものに対して「美しい」と思うのはかなり少ない気がする。

切ない歌詞が曲の美しさによって、これでもかというほどに引き立てられている名曲です。

 

綺麗過ぎる最初のバイオリンの高音の入り。

歌い始めの歌詞「薄手のシャツじゃ まだ少し寒い春の」で自分の中に存在する“そのくらいの気温の時期”に一気に引きずり込まれる。

「舞い上がる花びらに吹かれて あなたと見た春を想う うつむくまで気づきもしなかった どうしてだろう? 泣いてた」

そして、このサビの歌詞。美しさが最高潮を迎えるんですよ...........。小渕さん、あなたが天才です...........

 

3月下旬から4月頭、桜が咲いて散っていく季節になると、外を歩くたびにこの曲のことを考え、桜の儚さ・春の儚さに思いを馳せます。

 

9.  『中央フリーウェイ』/ 今井美樹

 

松任谷由実さんの名曲『中央フリーウェイ』を今井美樹さんがカバーしたバージョン。

原曲も勿論好きなんですが、こっちのバージョンの方が好きなのは、単純に私が今井美樹さんが好きだからだと思います(笑)

今井美樹さんのコンサートには2回足を運んだことがあるのですが、歌唱力も間違いないし、トークから醸し出される雰囲気が“本当に素敵な大人の女性” で、「こういう歳の取り方がして〜〜〜」という気持ちになりました。余談でした。

 

『中央フリーウェイ』、曲があまりにオシャレなんですよね。1976年発表とは思えない、今の時代に聞いても全く時代遅れじゃないメロディー。そんな中に時々見え隠れするレトロな昭和の雰囲気。文句なしの名曲だと思っています。

 

10.  『起きないあいつ』/ FAN TAN

 

「突然知らない曲と知らないアーティストが来たぞ.....?」と思ったそこのあなた、それは至極普通の反応です!!!!

FAN TAN、その正体はTEAM NACS*11に所属する人気俳優・戸次重幸*12さんと大泉洋さんから成るユニットだったんですね。

 

私はTEAM NACSさんのオタクでもあるのですが、個人の推しは安田顕さん、関係性の推しはFAN TAN(戸次×大泉)ということでやらせていただいております........
FAN TANの仲良しぶりは有名で、関係性のオタクとしてはね.......最高なんです.........ほんと......(限界)

 

『起きないあいつ』が2004年に発売されてからはオープンな曲のリリースは行われていないのですが、事務所のファンイベントではいまだにFAN TANがいじられており、ファンにとってはお馴染みの存在として生き続けています。

何がすごいって、普通に歌が上手いんですよね、このお二人..........。声の相性がめちゃくちゃ良いから、ハモりの心地良さも半端ない。オタクは突然の復活を待ち続けています!!!!!!!

 

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

以上、前半10曲の紹介をしてみたんですが、あまりに熱を込めて書いてしまったせいで長くなりすぎたので、後半は別記事にすることにしました。また時間がある時に同じテンションで書いていこうと思いますので、是非お読みいただければと思います。

 

とりあえず、今回紹介した10曲、1度で良いので是非聞いて頂けたら私は家の中をぐるぐる回りながら喜びます。よろしくお願いします。

 

それでは。

 

*1:ジャンプで連載されていた藤巻忠俊氏の漫画。

*2:『黒バス』のキャラクター。二次元キャラの中で筆者が唯一「結婚したい.....」と叫び続けたキャラクター。

*3:ボカロP じん(自然の敵P)の楽曲群「カゲロウプロジェクト」を題材としたアニメ。

*4:「カゲロウプロジェクト」に登場するキャラクター。メカクシ団の団長を務めるボーイッシュな少女。

*5:https://m.youtube.com/watch?v=oh9UGmqtdMg

*6:ジャンプスクエア,ジャンプSQで連載されていた内藤泰弘氏の漫画。

*7:バンド緑黄色社会の略称。

*8:https://youtube.com/channel/UC9zY_E8mcAo_Oq772LEZq8Q

*9:筆者は中村倫也さんの厄介オタクとして仲間内では有名。

*10:芸能事務所。他にも佐々木希木村佳乃、杏、杉野遥亮などが所属する。

*11:森崎博之安田顕・戸次重幸・大泉洋音尾琢真の5人による演劇ユニット。北海学園大学の演劇研究会の先輩後輩同士。

*12:楽曲発表当時は旧芸名の佐藤重幸